食欲を司る神経回路の研究をする大学の研究室でインターン

🌟何をやっているのか

私たちの研究室では、マウスの脳に色々な刺激を与えたときに食欲や血糖値がどのように変化するかを観察することで、脳のどの神経細胞(神経回路)が食欲や血糖値の調節に重要かを研究しています。

夜中に美味しそうな食べ物の映像をテレビなどで見ると唾液が出てお腹が空きませんか?これは記憶が食欲を調節している良い例ですが、その神経回路は全く分かっていません。私たちはマウスが特殊なケージに入ったときに砂糖水を飲める訓練をして、記憶が脳のどこに書き込まれて食欲や血糖値を調節するかを調べています。


🌟なぜやるのか

糖尿病はまず食事療法と運動療法で治療します。糖尿病の患者さんは栄養指導などを受けて、一旦健康な食事をするのですが、結局は誘惑に負けてカロリーの高い美味しい食事をしてしまい、なかなか治療が進みません。

私も美味しいお店を探して食べに行くのが趣味なので、健康のために好きなものを禁止されると我慢できません。頭では分かっていても美味しい食事に対する欲求は簡単に抑えることができないものです。これをどうにかするには脳の研究をするしかありません。

食欲に関する神経回路の研究を続けることで糖尿病の治療に役立てたいと思っています。


🌟こんなことやります

薬学部の先生との共同研究で、行動中のマウスの神経活動を測定しているので、まずはこの作業を手伝ってもらいます。

具体的には、私が医学部で手術したマウスを薬学部に持っていき、マウスを神経活動測定の機械につないで行動観察をします。難しい作業は教員がやるので、学生さんはマウスにご飯をあげたり、砂糖水を飲ませたり、マウスを飼っている容れ物を洗ったりするような簡単な作業を行います。

もし実験に興味が出て自分でもやってみたい!となった場合は、しっかり教えますので実験してみましょう。

マウスの行動を観察する際、自分たちで機械を組み立て動かしたり、DeepLabCut というソフトで解析する予定です。工学部で機械をいじったことがある方、プログラミングをある程度理解している方(自分でコードを書く必要はありません)は時給が上がります。でも全く必須ではありません。


🌟就業条件

  • 時給:855~1220円(熊本大学の有期雇用職員給与規則による)
    ※プログラミングの能力などによって昇給します。
  • 就業地:熊本県熊本市中央区本庄1-1-1(医学部基礎研究棟)および熊本市中央区大江本町5番1号(薬学部)
  • 就業時間:応相談(週4時間以上が望ましい。上限は週20時間)
  • サポート体制:ラボのスタッフや大学院生がしっかりサポートします

🌟担当者より一言!

マウスに触りたい、勉強しながらバイトしたい、食欲の研究に興味があるなど、どんなきっかけでも構いません。マウスを触ることができれば誰でもできる仕事です。最初は触れなくても徐々に慣れていきます。

研究室は私(42歳)、助教(28歳)、大学院生(28歳)の若いメンバーだけなので、細かいことに口うるさく言う感じではありません。剣道部出身者が多くて、運動部への理解もありますので、フレキシブルな働き方ができます。月に3-5万円くらいのバイトをしながら脳科学を勉強してみませんか?

この求人へのお問い合わせは、以下のメールまでお願いします。
✉:s-nagata@queeen-b.com
件名:「食欲を司る神経回路の研究をする大学の研究室でインターン」について

       
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